磯子と水族館

水族館が大好きな磯子が独自の視点から水族館について考えていることをお伝えしていきます

水族館が空く時間は?

 

こんにちは。磯子です。

 

「せっかく水族館に行ったのに混んでてあんまり楽しめなかった…」という声をよく聞きます。

混んでいる時の水族館は、

展示が見えない

写真撮影ができない

身動きがとれない

はぐれやすい

何かと待ち時間が長い

といった特徴がありまして、

とにかく、「わざわざ混んでる時に行くといいことあるよ!」なんてことは一つもないわけです。

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この写真は、先日海遊館で撮ったものです。

人垣の向こうにはアシカやアザラシがいるはずなのですが、 

水槽に近づくことすらできませんでした。

 

 

というわけで今回は「水族館はいつ行けば空いてるのか」について考えていきます。

 

水族館に行きまくっている中で、

人の動きには2つの要素があることに気づきました。

 

①年内変動(大きな波)

②日内変動(小さな波)

です。

 

言ってしまえばほんとにこれを知っているだけで、水族館の混雑で受けるストレスはかなり減ると思います。

水族館の混雑は基本的に①年内変動(大きな波)と②日内変動(小さな波)を重ね合わせたものとして説明できます。

 

「空いてる水族館」を楽しみたいならば、

まずは①年内変動の中で比較的空いているシーズンをチョイスし、

②その中でも空いている時間に行けばいい、ということです。

では具体的にいつなら混んでていていつなら空いているのか、ご説明していきたいと思います。

 

①年内変動(大きな波)

ざっくり申し上げます。

エグいほど混んでてほんとにオススメしない時期は

GW(ゴールデンウィーク)

お盆休み

この2つです。

殆どの水族館では同じくらい混みます。

水族館を運営している側の方々からすれば、これ以上ない「稼ぎどき」なのですが、

本当に混んでます。

この後説明する、②日内変動(小さな波)を考慮したところで何の意味もなくなるくらい混みます。いつ何時行ったとしても混んでます。嘘じゃないです。

これを読んでいる方々は、GWとお盆休みに水族館行くのはまずやめた方がいいです。

「GWとお盆休みは水族館は全て休館」と自己暗示をかけるのがいいと思います。

入場料が値下げされるわけでもないですし、相当のお目当てと覚悟がない限り損をすることになると思います。 

「水族館に行く」がゴールなら良いのですが、その場所に行くだけで満足なのは一部のマニアだけではないでしょうか…(盛大なブーメラン)

 

水族館も商業施設ですので、

映画館やショッピングモールが混みがちな日に水族館が混むだろうというのは想像に難くないですし実際にそうです。

具体的には、

夏休み(お盆以外)

3連休

大型連休

冬休み

春休み

土日

といったところです。

この辺であれば、②日内変動(小さな波)を攻略することで、あまり苦労せずに水族館を楽しむことができます。

春と秋の遠足シーズンでは、平日でも混むことがありますが、遠足の団体さんはけっこう足早に水族館を去っていきますので個人的にはあんまり気になりません。

 

例えば、超有名な美ら海水族館では混雑予想・混雑状況を月ごとに公開しています。

 

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こちらは2017年1月のものです。

さすが美ら海水族館、基本的にめちゃ混んでますが、

ご覧の通り空いている日だってあるのです。

空いている日と混んでいる日は入場者数が1.5〜2倍近いです。

美ら海水族館はかなり特殊な例で(冬でも温暖な気候である、海外旅行客が多い、団体客が多い、めちゃ大規模でそもそもお客さんが多いなど)、かなり「いつ行っても混んでる」水族館ですが、

それでもこのように月の中で混雑に変動があります。

 

もう1つ図をお出しします。

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こちらは、おなじく美ら海水族館の、

2018年9月の混雑予想です。

これだけ見ると、

「毎日混んでるやん!!!

こんなんいつ行っても一緒やん!!!」

と思ってしまいますね。

 

それが、そういうわけでもないのです。

ということで、もう1つの要素、

 

②日内変動(小さな波)

について説明します。

これも簡単で、水族館にはどんな日でもほぼ当てはまる「ピークタイム」があるのです。

このピークタイムを避ければいいというだけです。

 

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この図は、美ら海水族館2017年9月10月の時間帯別入場者数のグラフです。

カレンダーで見れば「毎日めちゃ混み」な9月です。

沖縄美ら海水族館の混雑する時間帯は11:00〜16:00頃、17:00前後です。それ以降の夕方は比較的空いています」

と書いてあります。グラフを見てもその通りですね。

これ見たら、「どうせ行くなら夕方行こっか」という選択をする人がたくさん出てくるのではないかと期待してます。

 

先ほども申し上げた通り、美ら海水族館は特殊な例です。

こんな風に時間帯別のグラフを公開してるのはここぐらいです。

おそらく、混雑状況把握のニーズがめちゃめちゃ高いのでしょう。

 

ではここで、

水族館行きまくってる磯子の経験からの図をお見せします!

 

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(て、手書きーーーー!!)

 

これを見ていただけば全てわかります。

これが全てです。

人間みんな考えることは一緒で、

「水族館でたらお昼にしよっか」勢

「お昼食べたら水族館に行こっか」勢が、

オレンジで囲っている混雑を生み出しているのです!!

その証拠に、お昼どきはちょっと空くのです(青の点線)。

 

ということで、空いてる時間がよろしければ、

オススメはオープン直後か夕方です。

 

オープン直後に行ける方も、ゆっくり見るなら後ろから迫ってくる「昼前の波」があることをご承知ください。

 

夕方、というのは15時以降くらいです。

17時閉館でもじゅうぶん時間はあります。

更に、20時などもっと遅くまでオープンしている水族館であれば、イベントがある場合(花火大会、チンアナゴの日など)を除いては、遅くなるほど空いてると思ってよいです。

 

水族館ではイルカショーがあったりさまざまな催しがありますので、目的に応じてこの情報をご活用いただければ幸いです。

繰り返しになりますが、

①年内変動(大きな波)の超ビッグウェーブである「ゴールデンウィーク」と「お盆休み」に関しては、どんだけ②日内変動(小さな波)について考慮しても意味がありません。

ゴールデンウィークやお盆休みでも、先ほどのようなM字のグラフは概ね当てはまりますが、「比較的空いている」としている青で囲っている時間帯でも、混んでます。混んでます。

通常時「昼過ぎまで混み」→「夕方空いている」

GW・盆「昼過ぎまで超激混み」→「夕方混み」

ってことです。

 

水族館に人気があってお客さんがたくさん来るのはいいことなのですが、

混みすぎると本末転倒で、何のために水族館に来たのかわからなくなってしまいます。

空いてる時期・時間にお客さんが来るようになることは、水族館としても困ることではないだろうと判断しましたので、今回はこんな感じで書いてます。

(あまりに閉館ギリギリまでいるとクローズ作業の邪魔になってしまうこともあるのでその辺は思いやりを!)

 

 

まとめると、

①年内変動(大きな波)は、それぞれの社会生活の中で考慮して空いてるシーズンを狙うのは難しいかもしれません。そんな中でも、

②日内変動(小さな波)を考慮することで、

少しでも待ち時間を短縮できたり、ゆったり見て回れたり、メリットがありますので、

ぜひ、「いつの水族館が自分にとって楽しいか」を考えていただいて

出来る範囲でのベスト水族館を味わってください!